こんばんわ。1年前にベビーサンダーで膝をパックリ割ったほろです。
先日書いた記事『ベビーサンダーを使う際に絶対にしてはいけないこと』で、ベビーサンダーでカバーなしの状態でチップソーをつけて使用し、大怪我をしたと書きましたが、具体的にどのようにして怪我をしてしまったのかについて詳細を書きます。
この記事には一部グロテスクな表現が含まれているため閲覧にはご注意ください。
2016年4月のある日、アルミ製カーポート柱の解体作業中の事でした。
住宅街の車庫でよくあるポリカーボネート屋根のアルミ製カーポートです。
カーポートの柱を解体する為に、柱を固めているコンクリートをはつり機で壊していたのですが、コンクリートがかなり厚く、なかなか苦戦していました。
普通はそんなことしないんですけど、その日はどれだけの深さまで埋まっているのかを確認するために、柱を一旦地面に近い所で切断して、内側から覗いてみようと考えていました。
そこで例の超危険カバー無しチップソーの登場です。
↑絶対にダメです。上手いからとか慣れているから大丈夫、では無いです。
切断作業は右膝を地面に着いてしゃがみこんだ姿勢で、保護メガネ、皮手袋を着用し、両手でしっかりとベビーサンダーを掴んで、アルミ製の柱を地面に割と近い位置から、上に向かって縦方向に切り進めていました。
不意に刃が噛んでキックバックを起こした、、と考える間もなく次の瞬間、、
ガツーン!すごい打撃を左の膝に受け思わず後ろへ転倒(ベビーサンダーは放り投げていた)。瞬間的にマズいことが起きたと理解した。 今、絶対刃がモロに当たったよね。。。?
↑後に会社の人が事故報告書に書いてくれたイメージ図。さすがッス。
まぁ実際にはこの絵よりベビーサンダーは低い位置からキックバック(※)を起こし、勢いよく左膝にヒットしたのでした。
後ろに転げながらすぐに左足を見た。見た瞬間思わずぐわーっと叫んでしまった。あわわわ、完全にだめだこりゃ(;´・ω・)
めちゃくちゃ派手に切れてる。しかも膝の皿が骨ごとバックリと…
一緒に工事に来ていた同僚はたまたま車に道具を取りに行っていたらしく、周りには誰もいなかった。
ダメだ、膝が曲げたり伸ばしたりする力が全然入らない。とりあえず仰向けで左足を引きずり、平らな場所で痛みに耐えながら色々と考えていた。
約1分ほどして、同僚が戻ってきたので、とりあえず救急車を呼んでもらうよう頼んだ。うん、これは絶対呼んでいいやつだ。w
不幸中の幸いだったことに、動脈を切らなかったようで、見た目の派手さの割に出血は殆どなかった。
同僚も焦っただろう。ベビーサンダーは地面をガリガリ回りっぱなしだし、俺は仰向けに倒れているし。。
そうだ、やった直後の傷口を写真に撮っておこう。パシャリ。
しかしベビーサンダーごときでこれほどまでの怪我をしてしまうとは…油断した。(実際には油断云々ではなく、使用方法の間違いが一番の原因です。)
※キックバックとは…チェンソーや丸鋸などの回転工具の刃が材料などに挟まり、意図せず作業者側に勢いよく跳ね返る現象。
力学的な検証をしてみる
角パイプを縦に切る場合切り口が閉じようとする方向に力が掛かる為、キックバックが起こりやすい。そこに厚めのチップソー、サイズは125㎜とディスク径も大きいので、慣性力(重い物ほど回転し続けようとする力)が強い。
1度目のキックバックで勢いよく機械本体を弾き、かなりのディスク回転スピードを保ったまま左の膝に直撃した。
左の膝は最大に曲げた状態に近く、体重も少し掛かっていた為、余計にさっくりと切れたと思われる。
植木屋さんが剪定ばさみで枝を切るときに曲げながら切ると太い枝でも少ない力で切ることができる、あの原理と同じように。。
人生初の救急車
ほどなくして救急車が到着。傷の深さを見たイケメン救急隊員の判断で、少し遠いけど難しい処置ができる大きい病院へ行くことを勧められた。はい、そうしましょ。
隊員曰く、傷が骨まで達しているので、ばい菌が入ってしまったり、ちゃんとした処置が出来ないと最悪、足切断になってしまう可能性があります、との事。それは絶対いやです!
そしてストレッチャーに乗せられていよいよ人生初救急車に搭乗。中はハイテクそうな設備がいっぱいあり興味津々。救急隊員イケメンだったし。←関係ない
一緒に乗り込んでくれた同僚に記念写真撮ってもらいましたw
救急車内で「はぁぁ~、マジかー…やっちまったよぉ」とか、「今まで一度も大きな怪我したこと無かったのに…くっそー」とか連呼していた。
病院到着後、主治医の先生が決まり、レントゲンやらCTやらを撮り(すべてベッドごと転がされて移動)処置室で待機。緊急手術することになったらしい。
↑CTすごいwww あんれまぁ、見事に割れてしまってますなぁ。。包帯で傷口を寄せた状態で撮影。
昼前に怪我をしたのでめちゃくちゃ腹が減ってたけど、手術前には食べさせてもらえないらしい。くそー。
しかし手術の準備が出来るまで待っている間に、隣の処置室からカーテン越しに「では、最後に性交渉したのはいつですか?」とか聞こえてきて気になって仕方ないwww
はじめての手術室
手術は、眠くなる薬を飲むかと聞かれたが、初めて手術される事に少しワクワクしていたので薬は拒否。めったにできる体験ではないので、その光景をこの目でしっかり見たかった。
手術用ベッドの上で横向きで背中を丸めた姿勢で腰椎に打つ下半身麻酔の注射。この注射ってすごい痛いと聞いていたけど、思ったより、というか全然痛くなかったから良かったw
それと手術室の担当看護師さんがすごい美人!(マスクでほとんど隠れてるけど、目がwww)しかも優しい!いい匂いだし←変態
しばらくして麻酔が効きはじめ、手術が始まった。担当医の先生が執刀する。先生は若い。僕と同じか、僕より年下なんじゃないだろうか?
タイミングをみて怪我をした直後から実は一番気になっていた事を聞いてみた。
ほ「あの、スノーボードが趣味なんですけど、またスノーボードできる位治りますか?」
先生「ん~、スノーボードくらいだったらまた出来るんじゃない?」となんとも軽い回答www
ほ「マジっすか!やった~っ!」←そこ?
まぁ手術中に先生と世間話やらいろいろ会話しましたよ(笑) 本当はもっと根掘り葉掘りいろいろと聞きたい事がありすぎて仕方なかったのだけど、あんまり手術の邪魔したら悪いのでかなり自粛して後半は大人しくしてました。
スマホは手術室には当然持ち込めなかったので、インスタグラムで手術なうは投稿できませんでした。下半身見えないように仕切られてるし、両手は安全の為とかでベッドに拘束されてるし。。想像以上にヒマw
やっぱ眠くなる薬飲めばよかったかも…と半ば後悔するも、およそ3時間程の手術は無事に成功。先生緊急対応本当にありがとうございました。
傷口を洗浄し、2つに割れた皿の骨同士を3本のボルトで貫通して固定する手術。ボルトは素材にこだわる男も満足のチタン製だ。
そのまま1週間の入院生活へ突入…
手術室から病棟の看護師さんへと担当が引き継がれ、またベッドごと病棟へ移動し、これから1週間入院することになる病室へと落ち着いた。(しかもまたまた美人看護師さんじゃないですか!この病院の採用はオーディションでもあるんだろうか!?w)
この時には救急車内から隊員のすすめで連絡してあった実家から両親が、会社からは社長たちが駆けつけてくれていた。「ご、ご迷惑ご心配をおかけして申し訳ありません(-_-;)」
腹を空かせている情報をどこからか聞いていたらしく、大量の食べ物の差し入れ!めちゃくちゃ嬉しい( ;∀;) 社長からはなんとビール、ワイン、ツマミの差し入れwww え、酒のんでいいの?w(確認したら当然ダメでしょ、何考えてるんですかくらいの勢いで怒られましたw)
病室に落ち着いてからちょっとして、看護師さんがようやく食事の許可が出た事を伝えてくれるのと一緒に、最初の病院食を持ってきてくれた。こんなこと言ったら怒られるんだろうけど、全然美味くない…味うすっ
つづく…
コメント
保険の代理店ですが、サンダーの事故が耐えません。 研修会にこの前の4月12日のブログを使わせていただけますか。
昨年左手親指の用を廃した後遺障害で、2度と同じようなことが起こってはいけないと思い、見ておりましたら、心から2度と起こしてはならないとの気持ちのこもったブログでした。 よろしくお願い申し上げます。 佐渡島商事 佐渡島
@佐渡島周平さん
ありがとうございます*\(^o^)/*
もちろん大歓迎です!怪我をした当の私も同じ気持ちです。私のブログ記事がベビーサンダーの事故を減らす事に少しでも役立つのであれば、是非ともご活用ください*\(^o^)/*