さてさて、今日は昨日の続きのブロックのセットバック工事に来ています。
昨日の段階で基礎の部分までしっかり掘っておいたので、配筋、ベース打設から作業を始めます( ^ω^ )
お天気で程よい気温のブロック積み日和りです☀️
この道具は鉄筋カッターと言って、10mmと、13mmの鉄筋の切断、曲げ加工が出来る、ブロック屋さんの必需品です。
大きなレバーで、ぐっと体重をかけて鉄筋を切断します。
今日の配筋くらいなら、この鉄筋カッター(ベンダー付き)があれば十二分です。
10mmの鉄筋を切断する部分のアップ。
このカッターは、せん断によって鉄筋が切れるんですが、鉄筋の凹凸の、凹部分を狙うとちょっと楽に切れます。
10mmならさほど気にしなくても大丈夫ですが、13mmの場合は凹部分で切るのと、凸部分で切るのではかなり違いが出ます。
こんなわずかな違いの積み重ねが、仕事のスピードと質に大きく影響しちゃうのです。
ベンダーでブロックの基礎に埋め込む鉄筋(縦筋)を曲げ加工してるところです。10mmは2本いっぺんにイケます。
↑今日使う15センチのブロック。
一般的には、荷台に対して縦向きに積む人の方が多いみたいですが、この向き(横方向)に積むと、横のアオリを開けた時に下ろしやすいので、ブロック職人の僕らは、基本的にこの向きに積んでます。
たちさんがサクサクと配筋しながらブロックを積んでいきます。
奥に立っている棒は、ブロックの高さと通りの基準になる簡易的な丁張りで、水糸を結んだ軽子(カルコ=画鋲みたいなもの)で刺して、糸を張っています。
奥のコーナーの直角に折れる部分。(2段目の横筋)コーナーブロックの片側を鉄筋を入れるために、ハンマーで割ってから積んでいます。
そして、残しておいた既存ブロックから出ている鉄筋と重なるように、新しく鉄筋を入れます。これが横筋ブロックの中でモルタルと一体化して、強度が出るわけです。
ちなみに、コーナーブロックのあっち側が欠けているのは、たちさんが間違えて欠いただけなので、問題ありません。(笑) 強度的にも大丈夫です。
横筋を入れたところ。この上からモルタルを満タンに均してから、ブロックを積み足します。
はい、あっという間に5段目w
最上段も横筋ブロックです。既存鉄筋を、ベンダーで修正してるところです。
既存ブロックの角が欠けちゃった部分は、こんな風に仮枠(コテ板と木っ端ですがw平なら何でも良いんです!)をして、モルタルを入れて形を作ります。
ちなみに、板を押さえつけてる鉄筋は、余った鉄筋でベンダーを使って急きょ作りました(←用意してくるの忘れたw)
これ何ていう道具なんだろ?名前がわかりませんw
コンクリートの型枠で使う、セパの方が、細くて硬いので、この押さえる棒に向いているらしいです!
午前中にブロック積みがおわり、天端のモルタルの充填まで出来たので、キリよくここでお昼にしました。
……🍜(^ρ^)
(お昼寝30分)
はい、ゆっくり休憩したので午後の作業です。
補修が必要な部分に午前中に仮枠をしてモルタルを入れておいたので、1時間ほど放置していい感じにモルタルが落ち着いてきました。
ぎゅっと押さえて仕上げるにはもう少し放置する必要がありますね。
こういう補修は、整形してから、カチっとコテで仕上げるまでにモルタルが硬化する時間を置く必要があるのです。
↑こちらはブロックの天端の充填部分です。(横筋なので、中に鉄筋が1本通っている)
柔らかめのモルタル(少し水分多め)で昼前にぺろっと均したので、水が引いてひび割れてますね。
これは、モルタル中の水分が周りのブロックに吸収されたり、蒸発した分、そっくり水の体積が減るのでモルタルが痩せてひび割れたりするわけですね。
でも大丈夫↑この写真を撮ったタイミングは、2回目にコテで押さえるのにちょうどいい頃合いです。
あらかじめモルタルが痩せる事を想定して、わずかに多めに盛るので、ひび割れてきた頃にちょうどいい量、コテ押さえにちょうどいい硬さになっています。
コテで高さの微調整をしながら、ぎゅっと押さえていきます。
↑するとこんな感じに、ツヤが出て綺麗に仕上がります。
天端仕上げの場合は、この2回目にコテ押さえするタイミングを逃しちゃうと綺麗に仕上がらなくなってしまうので、天端のモルタルを充填するタイミングは大事なのです。
ジョリパッドで仕上げる前処理で、既存ブロックの凹凸をハイモル#20で埋めてるところ。
目地が深いw 乾いてから、全面的にもう一度しごく予定です。
このあとジョリパッドで仕上げを担当してくれる清水さん(左官屋さん)にOKもらえるかしら?!(笑)
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